月別ガイド
1月
寒冷で静かな季節。北部では時折雪が降ります
北部の都市では最低気温が氷点下まで下がり、ミラノやヴェネツィアでは時折雪が降ります。美術館は空いており、ホテル料金は年間で最も安くなりますが、多くのビーチリゾートは休業します。
2月
寒いですがカーニバルの賑わいがあります
寒さは続きますが、ヴェネツィア・カーニバル期間中は宿泊費が急騰し、街は仮面をつけた観光客で溢れます。カーニバル以外の時期なら冬季料金で主要都市を静かに巡れます。
3月
4月
穏やかで花が咲き、イースター時期は混雑します
花が咲き誇り、気温は15〜20度と快適ですが、復活祭の週はバチカンやフィレンツェで長蛇の列ができます。月末にかけて北イタリアの湖水地方が特に美しくなります。
5月
温かく晴天で理想的な旅行シーズンです
晴天率が高く気温は20〜25度で、屋外での食事やハイキングに理想的です。学校の休暇前で観光客は7〜8月ほど多くなく、ほぼ全ての施設が通常営業しています。
6月
暑く乾燥した夏の始まりです
南部では30度を超える日が増え、ビーチシーズンが本格化します。美術館は午前中に訪れないと午後の暑さで体力を消耗します。宿泊費は5月より2割ほど上昇します。
7月
最高気温と観光客が最多の季節です
ローマやフィレンツェでは日中35度を超え、観光客数が年間最多となります。パーリオ・ディ・シエナ開催日は宿が数ヶ月前に満室になります。エアコンなしの部屋は避けるべきです。
8月
焼けるような暑さ。イタリア人の休暇時期です
イタリア人の一斉休暇期間で、都市部の個人経営レストランやショップの多くが閉まります。ビーチリゾートは最も高額で混雑しますが、ミラノやボローニャは空いています。
9月
暖かく観光客が減り始め、収穫の季節です
気温は25〜28度に下がり、海水温は依然として泳げる暖かさです。ブドウとオリーブの収穫期で、トスカーナのアグリツーリズモが特に充実します。ヴェネツィア国際映画祭期間中はリド島の宿が取りにくくなります。
10月
穏やかで雨が多く、秋色が美しいです
トスカーナとウンブリアの丘陵地帯が紅葉し、白トリュフフェスティバルが各地で開催されます。雨の日が増えますが、美術館の待ち時間は夏の半分以下です。月末にはビーチリゾートの大半が冬季休業に入ります。
11月
涼しく湿度が高く、トリュフシーズンです
雨が多く気温は10〜15度ですが、ピエモンテとウンブリアではトリュフが旬を迎えます。ヴェネツィアではアックア・アルタ(高潮)が発生しやすくなります。宿泊費は年間で2番目に安い時期です。
12月
寒くお祭りムード。クリスマスマーケットが開催されます
北部では雪が降り、クリスマスマーケットがボルツァーノやトレントで開かれます。12月24〜26日は多くの美術館とレストランが休業します。年末のローマとフィレンツェは宿泊費が再び上昇します。
美術館とアート
ウフィツィ美術館とバチカン美術館は1〜2月なら予約なしでも30分以内に入れますが、7〜8月は事前予約必須で入場まで2時間待ちます。フィレンツェとローマの美術館は月曜休館が多いため火曜に集中して混雑します。11月から3月の雨天時は屋内施設が快適で、冬季限定の特別展も開催されます。復活祭の週はバチカン周辺が宗教行事で大混雑するため、美術館巡りには不向きです。
ウィンタースポーツ
ドロミテ渓谷のコルティナ・ダンペッツォとピエモンテのセストリエーレは12月中旬から3月まで営業し、リフト券は1日50〜70ユーロです。2月は雪質が最も安定しますが、学校の冬休み期間は宿泊費が2倍になります。標高2000メートル以上のゲレンデなら3月下旬でも十分な積雪がありますが、それ以下の標高では雨混じりの日が増えます。クリスマスから年末年始は予約が数ヶ月前に埋まるため、1月後半が料金と空き状況のバランスが良いです。
食事とワイン
ブドウの収穫期にあたる9〜10月はトスカーナとピエモンテのワイナリーツアーが充実し、多くが試飲と昼食付きで50ユーロ前後です。11月の白トリュフシーズンにはアルバで1人前80ユーロからの料理が食べられますが、レストラン予約は1ヶ月前に必要です。8月は都市部の有名店が一斉休業するため、事前に営業日を確認しないと閉まっている店ばかりになります。春のアーティチョークや秋のポルチーニ茸など、食材の旬を軸に訪問時期を決めると地元の人が通う店で本物の味に出会えます。
ビーチ
アマルフィ海岸とチンクエ・テッレは6月なら海水温22度で泳げて、ビーチチェア2脚とパラソルのレンタルが1日25ユーロ程度です。7〜8月は同じ場所が40ユーロ以上に跳ね上がり、砂浜は人で埋まります。9月は海水温が25度前後で最も快適ですが、月末になるとビーチ施設が営業終了し始めます。サルデーニャ島の北部コスタ・ズメラルダは8月のヨーロッパ富裕層のバカンス先で、普段の3倍の宿泊費になるため避けるべきです。
ハイキング
ドロミテのトレ・チーメ周遊路とチンクエ・テッレの海岸トレイルは6〜9月が最適で、山小屋も営業しています。7〜8月の日中は暑すぎるため、午前7時までに出発しないと熱中症のリスクが高まります。9月下旬から10月はトスカーナの丘陵地帯がブドウ畑の紅葉で美しくなり、気温も20度前後で歩きやすいです。11月以降は北部の山岳ルートが雪で閉鎖されますが、シチリアのエトナ山やアマルフィのパス・デイ・デイは冬でも歩けます。
予算旅行
1〜2月と11月はローマとフィレンツェのホステルが1泊15ユーロから見つかり、美術館の入場無料日も活用できます。列車は2ヶ月前予約でミラノ〜ローマ間が19.90ユーロのスーパーエコノミー運賃になりますが、直前購入だと80ユーロ以上です。8月の都市部は地元の人が不在でレストランが閉まりますが、スーパーの総菜とワインで1食5ユーロ以下に抑えられます。復活祭、8月中旬のフェッラゴスト、クリスマスの3大休暇時期は宿泊費が2〜3倍になるため、完全に避けるべきです。
フェスティバル&イベント
ヴェネツィア・カーニバル
2月2週間にわたってヴェネツィア全体で華麗な仮面舞踏会と路上パフォーマンスが行われます。ホテルは数ヶ月前に満室となり、宿泊料金が3倍に跳ね上がるため、早めの予約が必須です。
ローマのイースター
4月ローマ教皇がサン・ピエトロ広場で盛大な野外ミサを司式し、数十万人の巡礼者が集結します。聖金曜日と復活祭月曜日は多くの美術館が閉館するので注意が必要です。
パーリオ・ディ・シエナ
7月シエナの中央広場を馬で駆ける伝統的な競馬祭。何世紀も前から続く近隣地区の激しいライバル関係が見どころです。7月2日と8月16日のレースは都市が満杯になるため、事前計画が不可欠です。
ヴェネツィア国際映画祭
9月10日間にわたって映画プレミアと著名人の姿が見られるリド島でのイベントです。ヴェネツィア全体のホテル料金が上昇しますが、レッドカーペットの興奮で街全体が活気に満ちています。
トリュフフェスティバル
10月ピエモンテ州とウンブリア州の町々が白トリュフのシーズンを祝い、市場と試食会が開催されます。アルバのフェスティバルが最大規模で、11月を通じて毎週末に開催されます。
クリスマスマーケット
12月ボルツァーノやメラーノなどのアルプス地方の町々がウィンターワンダーランドに変身します。木製の小屋で工芸品とホットワインが販売されます。マーケットは通常11月下旬から1月上旬にかけて営業しています。






