月別ガイド
1月
寒く静かで、美術館巡りに最適です
気温は氷点下になることが多く、観光客は少なめです。国立歌劇場やコンツェルトハウスではオペラやコンサートのシーズンが本格化しており、ニューイヤーコンサートのチケットは事前予約が必須です。美術館は空いていて、ゆっくり鑑賞できます。
2月
肌寒いながらもカーニバルの雰囲気が漂っています
日中でも5度前後と寒さが続きますが、ウィーン・オペラ・ボールをはじめとする舞踏会シーズンの華やかさが街を彩ります。ファッシング(カーニバル)期間中は仮装パレードが各地で開催されます。宿泊費はボール開催日の前後で高騰するため、日程をずらすと節約できます。
3月
涼しいですが春の訪れが感じられます
平均気温は10度前後まで上がり、日照時間も増えてきます。シェーンブルン宮殿の庭園ではクロッカスが咲き始めますが、朝晩は冷えるため羽織るものが必要です。イースター前にはマーケットが立ち、手作りの装飾品が並びます。
4月
穏やかで、公園が活気を帯びはじめます
15度前後の穏やかな気候になり、プラーター公園やシュタットパークの木々が芽吹きます。復活祭の連休は観光客が増えるため、ホーフブルク王宮などの主要施設は午前中の訪問がおすすめです。カフェのテラス席が再開し、屋外での食事が楽しめるようになります。
5月
温かく、探索に最適な季節です
20度前後の快適な気温で、ウィーン・フェスティバル・ウィークスが開催されます。シュテファン大聖堂周辺やリングシュトラーセ沿いは観光客で混み合いますが、第6区のマリアヒルファー通り裏手の住宅街は静かです。日没が20時過ぎになり、夕方の散策時間が長く取れます。
6月
快適な初夏で、極端な暑さはありません
25度前後の初夏らしい陽気で、ドナウインゼルフェストには100万人以上が集まります。国立歌劇場は7月からの夏季休館前の最終公演があり、チケット入手が難しくなります。ベルヴェデーレ宮殿の庭園ではバラが見頃を迎えます。
7月
温かいですが、主要なオペラハウスは休館します
28度前後まで気温が上がり、国立歌劇場とコンツェルトハウスは休館します。市庁舎前広場では無料の映画祭が毎晩開催され、地元の人で賑わいます。美術史美術館などの屋内施設は冷房が効いていて快適ですが、レストランの多くが夏季休業に入ります。
8月
蒸し暑く、多くの地元の人が休暇中です
30度を超える日もあり、湿度も高くなります。多くのウィーン市民が休暇で不在のため、地元客向けのレストランやカフェが休業します。ただし観光名所は通常営業しており、シェーンブルン宮殿の見学ツアーは混雑します。夕方以降は気温が下がり、ドナウ川沿いの散策が心地よいです。
9月
心地よい秋の気候が始まります
20度前後に気温が落ち着き、オペラシーズンが再開します。新シーズンのプログラムが発表され、人気演目のチケットは早めに売り切れます。ホイリゲ(ワイン居酒屋)では新酒シュトゥルムが出回り始め、グリンツィング地区が賑わいます。
10月
爽やかで、文化活動に最適です
15度前後の爽やかな気候で、美術館やコンサートホールは本格的なシーズンを迎えます。ウィーンの森では紅葉が見られ、ハイキングに最適です。カフェ・ツェントラルなどの老舗カフェは午後になると混雑するため、開店直後の訪問がおすすめです。
11月
寒いですが、クリスマスマーケットが開場します
10度を下回る日が増え、月末にはクリスマスマーケットが開場します。市庁舎前広場やシェーンブルン宮殿前のマーケットは特に規模が大きく、グリューワインやクリスマス雑貨の屋台が立ち並びます。11月下旬以降は宿泊費が上昇し始めます。
12月
寒いながらも祭りムードで魔法のような雰囲気です
氷点下になる日も多く、積雪の可能性があります。クリスマスマーケットは24日まで開催され、アドヴェント期間中は街全体がイルミネーションで飾られます。31日のジルベスターコンサートと元日のニューイヤーコンサートは数ヶ月前からチケットが完売します。
クラシック音楽
国立歌劇場とウィーン・フィルの本拠地であるムジークフェラインは9月から6月がシーズンで、7月と8月は休館します。立ち見席なら当日10ユーロ前後で入場できますが、開演2時間前から並ぶ覚悟が必要です。2月のオペラ・ボール期間中はチケット価格が跳ね上がるため、3月や10月の方が手頃な価格で良席が取れます。夏に訪れるなら市庁舎前広場の無料映画祭で過去の名演を大画面で楽しめますが、生演奏ではない点は理解しておいてください。
美術館と宮殿
美術史美術館とアルベルティーナは年中開館していますが、1月と2月は観光客が少なく、ブリューゲルやクリムトの作品を落ち着いて鑑賞できます。シェーンブルン宮殿は夏季(4月から10月)は20時まで開いていますが、冬季は17時閉館になるため時間配分に注意が必要です。オーディオガイドは日本語対応ですが、ベルヴェデーレ宮殿上宮の「接吻」展示室は午前中でも混雑するため、開館直後の9時を狙ってください。ウィーン・パスは3日間で€79と高額なので、訪問先が3ヶ所以下なら個別購入の方が安くつきます。
カフェ文化
カフェ・ツェントラルやデメルは観光客で常に混んでいますが、第4区のカフェ・ゴルデックや第9区のカフェ・プリュッケルなら地元の雰囲気をゆっくり味わえます。メランジェ(ウィーン風カプチーノ)とザッハトルテのセットで€12前後が相場ですが、立ち飲みカウンターなら半額以下です。午後3時から5時はカフェ文化の本領発揮時間で新聞を読む常連客で賑わいますが、朝8時台なら静かに過ごせます。夏季はテラス席が人気ですが、日差しが強いため日焼け止めを忘れずに。
クリスマスマーケット
市庁舎前のクリスマスマーケットは11月中旬から12月24日まで開催され、150以上の屋台が並びます。グリューワイン1杯€5前後ですが、マグカップ代€3が別途かかり、返却すれば返金されます。シェーンブルン宮殿前のマーケットは市庁舎前より規模は小さいものの、宮殿を背景にした写真撮影には最適です。平日の午前中なら混雑を避けられますが、夜のイルミネーションを見逃すのはもったいないため、日没後の17時以降の再訪をおすすめします。12月24日は多くの店が昼で閉まるため、買い物は23日までに済ませてください。
予算の安い旅
宿泊費は12月と5月が最も高く、1月と11月が最安値です。ホステルのドミトリーなら1泊€25から見つかりますが、Westbahnhof(西駅)周辺は夜間の治安に不安があるため避けた方が無難です。食費を抑えるならNaschmarkt(ナッシュマルクト)の土曜朝市で果物やパンを調達し、スーパーBillaで飲み物を買えば1日€15以下で済ませられます。72時間交通パスは€17.10ですが、滞在が2日以内なら回数券10枚綴り€46.20を同行者とシェアする方が割安です。国立歌劇場の立ち見席や市庁舎映画祭など無料・低価格の選択肢を活用すれば、1日€50以下の予算でも十分に楽しめます。
フェスティバル&イベント
ウィーン・オペラ・ボール
2月国立オペラ座で開催される年間最高のイベントで、5,000人が正装で参加します。チケットは数ヶ月前に完売しますが、外からの到着風景を見学したり、シーズン中の小規模なボールに参加することもできます。
ウィーン・フェスティバル・ウィークス
5月6週間にわたり市内全域で演劇、オペラ、コンテンポラリーパフォーマンスが開催されます。国際的な作品とアバンギャルド作品が、伝統的なクラシックシーンを補完します。
ドナウインゼルフェスト
6月ドナウ川の島で開催されるヨーロッパ最大の無料野外フェスティバルで、3日間に300万人が訪れます。ロックから電子音楽、フォークまで、複数のステージで数百のアクトが出演します。
市庁舎映画祭
7月ラートハウスプラッツの大スクリーンでオペラ、オペレッタ、コンサートの無料野外上映が行われます。食べ物の屋台が7月から8月にかけてリラックスした夜の雰囲気を作り出します。
クリスマスマーケット
11月ウィーンのマーケットは11月中旬に開場し、12月まで営業します。最も有名なのはラートハウスプラッツとシェーンブルン宮殿のマーケットで、グリューワイン、焼きクリ、手工芸品が本物の雰囲気の中で販売されます。
ニューイヤーコンサート
1月ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団による元日のニューイヤーコンサートはムジークフェライン大ホールで開催され、世界中に放映されます。チケットは前年にくじで抽選されますが、当日は立ち見が販売されます。






